海外での腎移植など渡航治療に役立つ情報と滞在支援なら「海外腎移植事情研究協会」
腎移植は、単なる延命策である透析療法とは違い、腎不全から健康を回復するための唯一無二の根本治療です。
肉体的・時間的、そして精神的にも極めて辛い透析と決別するため、あるいはまた、恐ろしい透析生活に入る前に、根本治療である腎移植手術を求め、海を渡り海外で移植手術をお受けになることをお考えの患者さまもおいででしょう。
私どもの名称である「海外腎移植事情研究協会」は、読んで字のとおり、遅々として進まない日本の臓器移植医療、特に腎移植に関して、海外諸国の腎移植事情はどうなっているのかを調査・研究し、ドナーに恵まれないため腎臓移植のチャンスが得られない日本人患者さんに、少しでも有益な情報を発信するため、1987年から活動をスタートさせました。
医療先進国のひとつに数えられる我が国にありながら、なぜ腎移植が進まないのか、その理由のひとつである、透析業界の驚くべき実情を解説した「透析の問題点」や「透析前の腎臓移植」も、執筆・公開してまいりました。
そして活動開始から30有余年が過ぎた本年2024年からは、これまで海外で行われた日本人患者さんの腎移植を長年にわたってサポートしてきた豊富な経験を活かし、腎臓移植のみならず、患者さん自身の幹細胞を用いた、糖尿病の根本治療である最先端の臓器再生医療、また、卵子提供・代理出産プロフラム(生殖補助医療)を利用した最新の不妊治療など、日本では事実上、得ることが難しいそれら医療を必要とし、海外にその活路を求める患者さまに、医療通訳と渡航先での滞在支援サービスを提供する「医療通訳兼役務サービス提供組織」として生まれ変わりました。
腎移植に限らず、海外のいくつかの医療機関は、日本では得られない各種の医療サービスを「ビジネス」として提供しています。
例えば、透析から離脱するため、あるいは透析に陥る前に受ける先行的腎移植や、前述した糖尿病を根本解決する外科的アプローチによる治療、また、ご自身が理想とする家族計画やライフスタイルを実現させるための、最先端の不妊治療などを提供している医療機関が存在いたします。
海外には、わが国では得ることが難しい、これらの医療サービスを提供してくれる、症例豊富な医療機関や医師が存在するにもかかわらず、その探し方が分からない、あるいは信頼できる通訳やサポーターがいないなどの理由で、はじめの一歩を踏み出すことが出来ない患者さまは、ぜひ私どもの情報や医療通訳ならびに現地での滞在支援サービスをお役立てください。
【ドナーに関してよくある誤解】
臓器移植については、ドナーに関する質問や要望を受けることがありますが、ここで改めてご説明いたします。
ドナーは、免疫学および移植術に精通した腎内科医と移植外科医の、高度な医学的専門知識に基づいた判断、および、各国の移植関連法規を満たしたうえで、移植医療機関により選定されます。したがって、私どもや患者さまがドナーを調達したり、ましてや選定することなどは出来ません。
過去に何度か「私の臓器を買って欲しい」などと問い合わせ受けたこともありますが、臓器移植に用いられる臓器は、単にそれがあるだけでは移植手術には結び付きません。(機械部品の交換とは違うのです)
臓器移植術を行うには、患者とドナーとの間で組織のマッチングを図ることが、世界のどの国で行われる手術であっても必須の確認事項なのです。
患者とドナー両者の赤血球ABO型と、患者さまの既存抗体量(PRA)、ドナーの感染症の有無、さらには何万とおりもの組み合わせがある「白血球HLA型」が両者の間で一定程度適合しなければ、術後にいくら免疫抑制剤を服用したとしても、拒絶反応が発現ことは明らかです。
これらの免疫学的な専門検査にすべてパスしたうえで、さらに両者の最終的な相性を確認するために行われる「クロスマッチ検査」の陰性結果を極めて慎重に確認したあとで、はじめて移植術が行われるのです。
したがって繰り返しになりますが、ドナーは極めて高度な医学的専門知識に裏打ちされた所見に基づいて、専門医により決定されるもので、その選択については、私どもや患者さまが口をはさむ余地など一切ないことをご理解ください。
さて、「外国で病気を治す」と一口に言いましても、海を渡って医療行為や処置を受けるには、その地に飛ぶこと以前に、言語のバリアをクリアし、なおかつ文化・宗教の違いを十分に理解するなど、乗り越えなければならない壁がいくつも存在いたします。
当会では、長年にわたり多くの国々で、日本人患者さんに対する腎移植実現のためのサポートを行ってきた経験から、我が国と諸外国との習慣の違い、特に医療文化の違いについても的確なアドバイスを差し上げられます。 この医療文化の違いを十分に理解しないと、現場では必ず混乱や意思疎通に問題をきたします。それは安心して医療を受けるにあたり、大きな障害となるでしょう。 海外で医療行為を受けるには、我が国と諸外国との医療文化や宗教の違いを正しく認識することが極めて重要ですから、当会の長年の活動による豊富な経験をどうぞお役立てください。
私どもでは、渡航先の国や医療の内容を問わず、海外で行われる医療行為を日本人が安心して受診できるよう、以下の役務をご提供いたします。
・日本の検査結果を正確に翻訳してご提供。
・現地医療機関での通訳・翻訳業務。
・航空券や宿泊施設の代理手配、現地までの添乗および現地での移動手段の確保。
・各国での入国審査・通関・ビザ取得のお手伝い。
・人工透析スケジュールの調整。
・処方された免疫抑制剤などの各種薬剤について、その理解を深めるための説明。
・渡航先に滞在中の洗濯物の処理や、日々必要となる生活支援。
・私どもが現地で調理する日本食の給食サービス。
・日用品の買い物や、リハビリのお手伝い。
・帰国時のサポートと、現地語で書かれた医療情報の日本語への翻訳。
以上の役務に関連する、あらゆるサービスを提供して、通訳や翻訳業務を中心としつつも、患者さまが海外滞在中に不自由を感じることがないよう、あらゆる身の回りのお世話をサポートいたします。
*役務サービスを提供する国は問いませんが、当面の間、言語は英語とスペイン語およびタガログ語に限定させていただきます。
なお当会は、患者さまが海外でお受けになる医療を「勧誘」したり、「仲介」または「あっせん」や「連絡・調整」をするものではありません。
患者さまが希望される医療を提供してくれる医療機関の情報は、無料でご提供いたしますが、実際に当会の医療通訳・役務提供サービスを利用される際には、渡航先の国や地域により、事前にお示しする見積り書に基づき、当会が定める日当を申し受けます。ただし、通訳や支援サービスが不要の場合には、お支払いは不要です。
詳細につきましては、どうぞお気軽にお問い合わせください。
海外で受けられる具体的な医療サービスや種類の情報、および、通訳や渡航先での療養中に必要となる、さまざまな役務サービスの提供についてのご相談・お問い合わせ等がありましたら、担当者:080-7841-8989までお気軽にご連絡ください。ご相談は無料で承ります。
また、メールでのお問い合わせは、info(アットマーク)kidney-tp.org までお願いいたします。
なお、メールの送信にあたっては、上記の(アットマーク)を @ に置き換えてお送りください。
スパムメール防止のため、ご協力をお願いいたします。
当会は、このような窮状をお抱えの患者さんに朗報となる情報を、1987年以降、30年以上にわたり発信し続けています。
30有余年に及ぶ長い歴史の中では、医師・歯科医師などの医療関係者をはじめ、文化人・県会議員・芸能人・プロスポーツ関係の方々の移植手術もサポートさせていただきました。
すでに海外で腎移植を済まされた先輩患者さんにお会いになって、実際の体験談をお聞きになってください。透析と決別し、健康と自由を回復された患者さんの輪が広がっているのです。
透析導入前に腎移植を受けられて、すっかり健康を取り戻された患者さんの体験談も、お会いになって、あるいは電話で直接お話を聞きになれます。もちろん費用は掛かりません。
●私どもでは2021年をもって、海外で行われる腎移植の勧誘やあっせん行為を行っておりませんが、これから海外にて腎移植をお受けになることをお考えの方々には、様々なアドバイスを差し上げられると確信しておりますので、ご遠慮なくご相談ください。
腎臓移植について
腎臓移植は、慢性腎不全や末期腎不全で腎機能が著しく低下した患者に、新しい腎臓を移植して健康を回復させる治療法です。
移植が成功すると、透析が不要になり、免疫抑制剤の服用のみで通常の生活が可能となります。この治療法は、単なる延命策である透析とは違い、腎機能回復のための唯一の根本治療法です。
海外での腎臓移植の現状と選択肢
日本国内では透析患者が多く、かつ臓器を提供するドナーが少ないため、腎臓移植は一般的な治療方法とは言えません。しかし、アメリカをはじめ海外では、腎不全に対応するための腎臓移植が広く行われているのです。移植件数も多いため、豊富な実績があります。
透析から解放されたいと考える患者にとって、海外での腎移植は有力な選択肢になるでしょう。
海外での腎移植サポート体制
海外で腎臓移植を受ける際には、現地医療機関との連携、通訳、滞在中の生活支援など、多くのサポートが必要です。海外腎移植事情研究協会では、腎移植の海外サポートサービスを提供し、患者が安心して渡航できるよう、海外で受ける医療や、現地に滞在中の生活を支援しています。
具体的には、現地での通訳や生活サポート、渡航プランの作成や航空券の手配など、きめ細やかな支援を提供しています。
海外での腎臓移植に安心して臨めるよう、万全のサポート体制を整えています。渡航前の準備から現地での生活支援まで、一貫してサポートいたします。詳細は海外腎移植事情研究協会まで、お問い合わせください。
臓器移植医療の課題
国内での臓器移植医療は、ドナー不足や認識の低さから、それを求める患者にとって、十分に機能しているとは言えない現状にあります。
腎移植を含む臓器移植のニーズは年々増加していますが、臓器を提供する意思表示が進まないことから、移植を待つ患者が多く、年間わずか2〜3%の人しか移植を受けられません。 また、移植医療を手掛ける医療機関の準備不足や医療体制が十分に整っているとは言えない現状から、せっかく臓器提供の意思表示があっても、それが生かされず、提供された臓器が廃棄処分となる数も毎年、少なくありません。
このため、腎不全患者が海外での腎移植を検討するケースが増えています。海外で腎移植を受けるには、現地の文化や医療システムの違いを理解し、言語の壁を乗り越えるサポートが必要です。
日本のドナー不足と海外移植の可能性
文化・宗教の違いとサポート体制の重要性
海外での腎移植には、現地での生活サポートが求められます。渡航先での通訳や医療サポート、移動や滞在先の手配まで含めた支援が重要です。
こうした支援により、日本の腎不全患者が不安なく治療を受けられる体制が整います。詳しくは、海外腎移植事情研究協会まで、お問い合わせください。
海外移植のサポート体制
海外での腎臓移植には、現地での通訳・翻訳、交通手段や宿泊施設の手配、生活支援など、様々な支援が必要です。
海外腎移植事情研究協会では、渡航前の計画から渡航先での生活サポートまで、言語や文化の壁を越えた安心を提供します。渡航先での日常生活のサポートには、日用品の買い出しや、日本食を調理して提供することも含まれており、長年の経験を生かして、患者が移植に専念できるような環境を整えます。
海外での腎移植は患者にとって、大きな決断と準備が必要です。適切なサポート体制があれば、移植のプロセスが円滑に進み、安心して手術を受けることが可能となるでしょう。詳しくは、海外腎移植事情研究協会まで、お問い合わせください。