海外渡航腎移植|透析と決別できる渡航腎移植治療の手続きや申込方法と費用・成功率
腎臓病の治療が思うように進まない患者さまの中には、透析生活から離脱するために腎移植をお考えになっている方々もおいでのことと思いますが、身内のドナー(臓器提供者)に恵まれないために、その実現を諦めている方も多いと思います。そこで、透析から解放されるために,海外渡航腎移植を考えてはいるものの、どうしたら海外で腎移植が実現するのか。渡航腎移植に関する海外の状況や各国の動向、具体的にどこの国の医療機関が、外国人である日本人患者の臓器移植を受け入れてくれるのか、その移植を実現させるための申し込み方法・手続きや連絡方法、またその手段・移植手術の費用や医療費は いくらかかるのか・待機期間や待ち時間・ドナーがいないがどうするのか、さらに、そもそも海外で行われる臓器移植は安全で信用できるのか、医療の質に問題はないのか、移植された腎臓は何年くらいもつのか(生着率)、また、気になる移植後の生存率や移植手術の成功率はどうなってるのか等など、数え上げたらキリがないほど実に多くの疑問点がおありになるはずです。それら多くの疑問や質問に対して一つひとつ解説するのが、1987年以降40年近くの長きにわたり、腎臓病を根本治療して透析から離脱することにより、自由と健康を回復するために、医療通訳を含む様々なサポートを提供し続けてきた、私ども「海外腎移植事情研究協会」(海腎協)です。当会が発信する情報が、渡航腎移植を考慮されている腎臓病に悩む方々にとって、お役に立つことが出来れば幸です。
透析中の患者さま、また、医師から「近い将来には透析生活に入る」との悲しむべき宣告を受けた末期の腎臓病を抱えた患者さまも、決して諦めないでください。解決策は必ずあります。
私どもの情報が、肉体的にも精神的にも、そして何より年間およそ156日、通院時間や透析開始前後の準備時間を含めると、少なくとも年間900時間もの貴重な時間を毎年費やしている極めて問題点が多い辛い透析と決別するため、あるいはまた、生命維持の手段でしかない恐ろしい人工透析や腹膜透析生活に陥る前に、先行的腎移植を必要としている患者さま方にとって、希望をつなぐ一助となれば幸です。
透析に費やしている年間156日が自由に使えれば、よりお仕事や趣味活動に打ち込めますし、3泊4日の旅行ならば年に約40回も楽しめるようになるでしょう。
透析生活と腎移植後の生活の質の具体的な違いについてはこちらをご覧ください。
海外では腎臓病の根本治療である腎移植が日常的に行われており「透析は、あくまで腎移植までのつなぎの医療」と位置づけられています。事実、2023年3月時点で、海外で受けた臓器移植後のアフターケアのために、国内の医療機関に外来通院している渡航移植者は543人であると、同年6月に厚生労働省から実態調査の結果発表がありましたが、この浮き彫りとなった患者数には、調査に対して非回答だった医療機関や、回答を求められなかった中小の医療機関は含まれていないため、実数はその数倍に上ると言われています。
海外には、わが国では得ることが難しい腎移植(腎臓移植)をはじめとした医療サービスを「医療ビジネス」として積極的に提供してくれる症例豊富な医療機関や専門医が存在し、毎週どころか驚くべきことに週に12例もの移植手術を手掛けているような症例数の多い病院では、日本を出発する前に万全な準備を整えることにより、通常は申し込みから1月~2月といった極めて短い待機機関にて手術を実現させて海外から帰国する患者さまがほとんどで、多くの患者さまが日本出国後、わずか13~14日目にお元気で帰国されています。
これが本当かどうかについては、すでに海外で移植を済まされた先輩患者さまとお会いになって体験談を直接お聞きください。体験者にお会いになることは喜んでお手伝いいたしますし、こちらからは渡航先での患者さまの様子を写真やビデオでご覧になれます。
こちらのページ海外で腎移植が実現するまでの流れで全体の流れも併せてご覧ください。
なお渡航移植にあたっては、臓器移植に適応するか否かの判断のために行う事前検査や、帰国後には免疫抑制剤の処方を含めたアフターフォロー(予後管理)のために専門医の協力を仰ぐことが不可欠ですが、ありがたいことに、医師としての使命感と人道的観点から、快く引き受けてくださる専門医がいらっしゃいます。
このページでは、決して腎臓病を治してはくれない透析生活から、海外渡航腎移植により安全かつ早期に離脱するための確実で豊富な最新情報、また、注意しなければならない、患者の窮状につけ込んだ「悪徳仲介業者の騙しの手口」まで全てをお伝えしようと思います。




臓器移植については、ドナーに関する質問や要望を受けることがありますので、ここで改めてご説明いたします。ドナーは患者さまや移植サポート団体側で用意すると思っておられる患者さまがいらっしゃいますが、それはとんでもない誤解です。
臓器提供者については、その健康状態についての検査結果が、免疫学および移植術に精通した腎内科医と移植外科医の高度な医学的専門知識に基づいて判断され、かつ、各国の移植関連法規を満たしていることと、提供される臓器が商業取引の対象ではないことを確認するために、弁護士や学者などで構成される倫理委員会の許可を受けて、はじめて決定されます。したがって、私どもや患者さまがドナーを調達したり、ましてや選定することなどは、医学的理由からも制度上からも出来ません。
なぜならば機械部品の交換とは違って、臓器移植においては患者とドナー両者の赤血球ABO型と、患者さまの既存抗体量(PRA)、ドナーの感染症の有無、さらには何万とおりもの組み合わせがある「白血球HLA型」が両者の間で一定程度適合しなければ、術後にいくら免疫抑制剤を服用したとしても、手術後に移植腎が拒絶反応を示すことは容易に想像ができるからです。
これらの免疫学的な専門検査にすべてパスしたうえで、さらに両者の相性を最終的に確認するために行われる「クロスマッチ検査」の陰性結果を極めて慎重に確認したあとで、はじめて移植術が行われるのです。
このため繰り返しになりますが、ドナーについてはすべてが医療機関と倫理委員会に委ねられていることを理解しなければなりません。





費用に関してよくある誤解/悪意ある仲介業者に騙されないために】
「海外渡航移植サポートは医療費を含めた総額を支払う」と誤解されることがよくありますが、私どもがご提供するサービスは、他の移植支援団体とは違い、医療費を含めたパッケージでのサポートではありませんので、当会が医療費をお預かりすることはありません。したがって、いわゆる「中抜き」がありません。当会は臓器移植手術の「あっせん」をするものではないからです。
当会は、渡航先での通訳等の役務サービスに対する報酬(日当ベース)はお支払いいただきますが、医療費については、患者さまから医療機関に直接お支払いいただいております。
私どもがサポートさせていただく際に、患者さまがご負担になる具体的費用の詳細については「費用についての詳細」をご覧ください。
当会ではコンサル料や着手金、あるいは手付金といったような前払費用は一切いただいておりません。
聞くところによりますと他の臓器移植支援団体は渡航移植に関して、医療費やサポート費用を含めた【パッケージ金額】として2,500万円~3,500万円前後を患者さまから預かり、医療費はその総額から支援団体が取り分を中抜きしたあとで医療機関に支払っているようですが、このように医療費を含めた全額を仲介団体に支払うことは、大きな危険が付きまとうことを知るべきです。
●多数の被害者が出ている悪徳業者の詐欺まがいの手口についての詳細はこちらこちらをご覧ください。
さて、「外国で病気を治す」と一口に言いましても、海を渡って医療行為や処置を受けるには、その国に飛ぶこと以前に、言語のバリアをクリアし、なおかつ文化・宗教など背景の違いを十分に理解するなど、乗り越えなければならない壁がいくつも存在いたします。
特に医療文化の違いを十分に理解しないと、現場では必ず混乱や意思疎通に問題をきたします。それは安心して医療を受けるにあたり、大きな障害となるでしょう。 海外に渡航して医療行為を受けるには、我が国と諸外国との医療文化や宗教などの違いを正しく認識することが極めて重要ですから、当会の長年の活動による豊富な経験から得られたノウハウと、高度な医療通訳サポートをどうぞお役立てください。
私どもの活動内容の詳細につきましては 当協会について をご参照ください。
(この体験記は、あくまで参考のために掲載させていただきました。実際に決断を下す前には体験者にお会いになって直接お話をお聞きになることをお勧めいたします)
執筆 2016年1月31日
私は、糖尿病で、クレアチニンが1.7ぐらいに、上がり、医師から、タンパク制限食を、勧められて居ました。
韓国で、タンパク制限食のつもりで、食べた、キノコが、毒キノコだったみたいで、帰国して、救急車で、順天堂病院に、医師は、急性腎不全だと!クレアチニンが13!3カ月入院して、退院時には、クレアチニン2.7でした。
医師から、これから、腎臓は、悪く成ります、保存期間は、貴方次第ですが、いずれ、人工透析する事に、成りますと宣告されました。
タンパク制限しましたが、腎臓は、1年で、クレアチニン6を、超えました。
2015/5月に、シャント手術を、受けて、2015/6/15日から、透析クリニックに通い始めました。
私は、海外腎移植事情研究協会のスタッフと、会ったのは、シャント手術で、入院中の順天堂病院の病室です、とても、丁寧に説明を受けました。続きはこちらからどうぞ。




終わりのない透析生活から離脱するため、また、その辛い透析生活に足を踏み入れる前に腎臓病を根治するための海外渡航腎移植の具体的情報や、移植術の申し込み方法および手続き方法などに関して、ご相談・お問い合わせ等がございましたら、私どもまでお気軽にお問い合わせください。ご相談は無料で承ります。
なお当会では、大きな決断を下す前に体験者にお会いになって、その体験談を直接お聞きになることをお薦めしています。ご希望がおありでしたら、ご遠慮なくご相談ください。
なお、メールでのお問い合わせは、info(アットマーク)kidney-tp.org までお願いいたします。
*メールの送信にあたっては、上記の(アットマーク)を 英数文字の @ に置き換えてお送りください。
スパムメール防止のため、ご協力をお願いいたします。
ご相談は無料でお伺いいたします。
03-4283-7042(電話) または
080-7841-8989(医療通訳直通携帯)までお気軽にどうぞ。
◆深夜・早朝等を除き、週末や祝祭日も毎日ご相談を承っております◆
(所用で事務所を空けていることもありますので、まずは直通携帯電話をご利用ください)
万一お電話を受けられなかった場合は、必ず折り返しご連絡させていただきます。
私どものサービス内容
私たち海腎協のサービスの目的は、海外で医療を受けられる患者さまが、安心して治療と滞在に専念できるよう支えることです。特に腎不全や透析治療で困難な生活を強いられている方々にとって、海外での腎移植は新たな希望を得られる解決策となるのではないでしょうか。そのために、私たちはこれまで培ってきた長年の経験を活かし、患者さまを全力でサポートいたします。
腎臓移植に限らず、これから海外で治療を受けることをお考えの患者さまは、どんな些細な疑問や不安でも構いません。ぜひお気軽にご相談ください。
腎臓移植について
海外での腎臓移植の現状と選択肢
日本国内では透析患者が多く、かつ臓器を提供するドナーが少ないため、腎臓移植は一般的な治療方法とは言えません。しかし、アメリカをはじめ海外では、腎不全に対応するための腎移植が広く行われているのです。移植件数も多いため豊富な実績がありますし、適切な予後管理を怠らなければ、長期間にわたって移植腎が生着しています。
透析から解放されたいと考える患者さまにとって、海外で受ける渡航腎移植は有力な選択肢になることでしょう。
腎移植手術の成功率・移植腎の生着年数と移植後の余命について
透析患者の余命は、一般人と比較すると半分以下と言われています。2003年の少し古いデータではありますが(以下は男女平均)60歳の透析患者の平均余命は10.6年、65歳では8.4年、70歳では6.7年であると、日本透析医学会から発表がありました。もっとも現在では透析医療の進歩により、この数字よりも余命は少し長くなっていると考えられているようです。
一方で腎移植の成績はというと、確立された外科的手法および、蓄積された免疫学の知識と免疫抑制剤の長足の進歩もあり、移植後の生存率は3年後で約99%、5年後で約97%、10年後で約89%、20年後でも約81%と、以前に比べてはるかに良い成績を示しています。
そして気になる移植腎の生着率(移植された腎臓がどれだけ長くもつか)についても、移植後1年で約99%、5年で93%、10年で84%、20年で81%であり、30年以上もの間生着してる患者さんの数も少なくはありません。このように生存率のみならず、生着率についても以前に比べて格段に良い成績となっています。(生体腎移植の場合)
ひと昔前までは、現代ほど免疫反応についての知見が豊かではなく、また、タクロリムスをはじめとした優れた免疫抑制剤も世に現れていなかったこともあり、移植腎の生着率や術後の生存率は、あまり誇れる状況ではなかったようですが、現代においての腎移植は、上記のように極めて立派な成績を納めていることは、医学会も認める事実です。
また腎移植の外科的手法は、すでに世界中で確立されていますから、その成功率については、限りなく100%に近いと言ってもよいでしょう。ただし、たとえ盲腸や腫れ物の切開術のような比較的簡単な手術であっても、安全が100%保証された外科手術は、世界中どこにも存在していないことは理解しておくべきでしょう。
我が国や、症例数が極めて豊富な医療先進国である米国で腎移植手術をお受けになったとしても、完全にリスクがゼロであるとは言い切れませんし、医師も「100%安全を保証する」とは、言いたくても言えません。成功率が100%ならば、手術前に「手術同意書」へのサインを患者に求める必要はないのです。
なお、透析生活と腎移植後の生活の質の具体的な違いについては、こちらでご覧いただけます。
腎移植の海外サポートで新たな希望を
腎移植を海外で受ける選択肢
日本国内では腎提供が十分でない状況が続いており、長期間透析を受け続けることが避けられません。しかし、海外では腎移植を受けるための条件が整っている国もあり、適切なサポートとともに、短期間で腎移植を実現できるチャンスがあります。
海外腎移植を選ぶ理由
1.短い待機期間
日本国内では腎臓提供者が限られているため、腎移植を待つ期間が長く、その期間は15~17年ほどと言われています。一方で海外に渡航しての腎移植は、早期に移植手術を受けることが可能であり、透析から解放されるまでの時間を大幅に短縮できます。海外では腎移植による腎不全の治療が日常的に行われています。
2.医療技術の向上
海外の一部の病院では、腎移植に関する先進的な技術や治療が導入されており、安心して治療を受けることができるでしょう。
透析との決別を目指すために
透析治療は腎不全を患った患者さまにとって必要不可欠ですが、長期間にわたる透析は体への負担が大きく、生活の質も低下します。腎移植は、透析から離脱して健康な生活を取り戻すための最も有効な手段です。海外渡航腎移植を受けることで、主治医の指示どおりに免疫抑制剤を正しく服用することにより、より早く透析から解放され、自由で快適な生活が実現することになるではないでしょうか。
専門的な医療通訳サポート
腎移植の手続きを海外で行う際、言語の壁が心配な方も多いでしょう。しかし、当協会では医療通訳サービスを提供し、患者様が安心して治療を受けられるようサポートします。医療通訳は、治療の内容を正確に日本語に翻訳して伝えるだけでなく、文化や慣習の違いにも配慮し、患者様がリラックスして手術を受けられるよう支援します。
腎不全や透析に悩む患者さまにとって、海外渡航腎移植は新たな希望の扉を開く道となるでしょう。ぜひ、当協会にご相談いただき、腎不全の根本治療をお考えになってはいかがでしょうか。
安心して腎移植を受けるためのサポート体制
当協会では、海外で臓器移植医療を受けられる患者さまに対して、包括的なサポートを行っています。患者さまが納得のいく治療を受けられるよう、40年近い経験を有する経験豊富なサポートスタッフが、一貫して患者さまの支援にあたります。
腎臓病から来る透析に悩む患者さまにとって、海外渡航腎移植は新たな希望の扉を開く道となるのではないでしょうか。ぜひ当協会にご相談いただき、腎不全の根本治療をご検討ください。
臓器移植医療の課題
国内での臓器移植医療は、ドナー不足や認識の低さから、それを求める患者にとって十分に機能しているとは言えない現状にあります。
腎移植を含む臓器移植のニーズは年々増加していますが、臓器を提供する意思表示が進まないことから、移植を待つ患者が多く、年間わずか1~2%の人しか移植を受けられていない現実があり、 また、移植医療を手掛ける医療機関の準備不足や医療体制が十分に整っているとは言えない現状から、せっかく臓器提供の意思表示があっても、それが生かされず、残念ながら提供された臓器が廃棄処分となる数も毎年、少なくはありません。
このため、腎不全患者が海外渡航腎移植を検討するケースが増えています。しかし、海外で臓器移植を受けるには、現地の文化や医療システムの違いを十分に理解し、言語の壁を乗り越えるサポートが必要です。このため経験豊富な医療通訳サービスを含め、適切なサポート体制があれば、治療のプロセスが円滑に進み、安心して海外で腎移植手術を受けることが可能となるでしょう。詳しくは当会まで、お気軽にご相談ください。
お問い合わせは無料で承っておりますので、ご不明点があれば私どもにご遠慮なくご相談ください。
なお、私どもの活動内容の詳細につきましては 当協会について をご参照ください。
保険・医療費控除について
生命保険や医療費控除の活用方法に関する情報をお知らせいたします。
現時点で有効な生命保険または医療保険にご加入の場合、外国での治療であっても、現地医師団作成の診断書を添付することにより、手術給付金および入院給付金の請求を行うことが可能ですから、詳しくは各保険会社にお問い合わせください。せっかく加入している保険です。有効にご活用ください。
また同様に、現地医師団の医療費領収書を添付することにより、200万円を上限とした所得税の医療費控除が受けられます。ただし国外での治療のため、高額療養費などの医療費そのものの還付を受けることは出来ません。また、治療目的で渡航して医療を受けた場合は、日本の健康保険の適用外となります。
詳しくは、税理士または市区町村の税務課までお問い合わせください。
保険や税の控除を上手に利用しましょう。