よくある質問と回答
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Q:貴会は、どんなサービスを提供してくれますか?
- A:私どもは、渡航先で患者さまが医療行為をお受けになるにあたり、医療機関や医師と患者さまとの意思疎通が正確に図れるよう、通訳と翻訳を行うことをはじめ、患者さまが異国の地に滞在中、毎日必要となる様々なケアを提供いたします。
例えば、日本で行った事前検査結果の翻訳、また、現地の医師から指示された薬を服用するにあたり、そのタイミングのアドバイス、日用品の手配や洗濯、さらには日々の日本食の差し入れも行っております。
また、患者さまからご要望があれば、渡航先までの航空券や現地での宿泊施設の手配及び航空券等の代理購入、渡航先に入国するために必要な入国書類や税関申告書等の書類作成、現地での移動手段の確保等、患者さまが現地に滞在するにあたって必要となる、あらゆるケアを提供いたします。
渡航先の国は問いませんが、通訳サービスは、英語・スペイン語およびタガログ語に限らせていただいております。 -
Q:通訳やケアサービスの経験は十分ですか?
- A:私どもは1987年から、様々な国で医療通訳として患者さまのサポートにあたって参りました。その通訳をする中で、日本人患者さまが海外で医療行為を受けるにあたっては何が求められ、何が必要となるか、また、どのように文化の違いを埋めるべきかなどを学び、現在の役務サービスに生かしております。
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Q:貴会は旅行業者ですか?
- A:いいえ。当会は旅行業の免許は取得しておりません。
したがいまして、患者さまから航空券や宿泊施設の手配・代理購入の依頼があった場合でも、チケット代等の実費のみを収受し、その手配に伴う手数料等は申し受けません。
しかし国際線の乗り継ぎ便を含め、様々なルートでの複雑な航空便の手配経験が豊富ですから、ご安心ください。 -
Q:貴会に支払う費用はいくらほどですか?
- A:現地医療機関の求めに応じて、日本国内でお受けになった検査結果・服用中の薬の明細・過去の病歴等の翻訳料として、およそ20万円〜30万円(文章量による)をお支払いいただきます。
また、現地での毎日の通訳・アテンド、給食費用などの役務提供料として渡航先により、日当として職員1人あたり8万円〜12万円(終日)を申し受けます。(ほかに若干の出張関連経費も発生いたしますが、お見積もりを基に明細をご説明いたします)。
なお、渡航に必要となる航空券・宿泊費・諸雑費等の実費は、別途ご負担いただきます。
*治療計画やその内容および医療費等については、患者さまと医療機関の間で直接、取り決めていただきます。当会は医療行為の勧誘、仲介ならびにあっせんは一切おこないません。 -
Q:貴会への支払いタイミングはいつですか?
- A:日本国内で行う、患者さまの病歴申告書や事前検査結果、また、服用薬等の翻訳作業に対するお支払いは、その翻訳物を患者さまに納品した時点で銀行振り込みによりお支払いいただきます。もちろん事前にお見積もりを提示いたします。
また、海外に出張しての医療通訳サービスや、様々な役務提供に対する費用(日当)は、日本を出国する前に、見込まれる現地の滞在日数により概算をお支払いいただき、結果的に過不足が生じた場合は、帰国後に清算させていただきます。 -
Q:移植手術の成功率は?
- A:腎臓移植手術は、すでに外科的手法が確立していますので、外科手術そのものの成功率は限りなく100%に近づいているようです。さらに術後についても、長足の進歩を遂げた最新の免疫抑制剤の効果で、極めて安定した予後を過ごすことが期待できるでしょう。 しかしながら、外科手術に100%の成功保証はありません。我が国を含め、世界のどこで行われる手術でも、常に一定程度のリスクは存在することは理解する必要があります。仮に盲腸のような比較的簡単な手術であっても、100%の成功が保証された外科手術は、世界のどこにも存在いたしません。 したがいまして患者さまは、あらゆる条件を十分に確認してから渡航することが望まれます。
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Q:腎移植手術が受けられる国はどこで、待機期間はどれくらいですか?
- A:2024年現在、7−8カ国の医療機関が日本人を含む外国人への臓器移植手術を行っていることは把握しています。
しかしながら当会は、2021年をもって臓器移植手術の勧誘や仲介等をすることはやめましたので、一般情報としてはお伝えできますが、個別具体的な連絡・調整、また、あっせん等はしておりません。
したがいまして、移植手術に関する医療機関との相談や契約等は、患者さまに行っていただき、私どもは長年の豊富な経験を活かしながら、患者さまが渡航先に滞在中の医療通訳と、身の回りのケアをする役務サービスを提供しております。
なお、移植手術までの待機期間は、2021年までに手術を終えられた患者さまの場合、国内での準備期間が約1ヶ月、渡航先での待機期間は約1週間といったところでした。しかしこの待機期間は、これから患者さまが選択される渡航先の医療機関により異なってくると考えられます。
実際に過去の患者さまが執筆された海外腎移植の体験記も参考になさってください。 -
Q:糖尿病を完治するための外科的治療の費用はいくらほどですか?
- A:一例として4日間の入院による胃バイパス術をインドの高級病院でお受けになる場合の治療費用(医療費)は、18,000ドル内外と聞き及んでいます。
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Q:代理出産に要する費用はいくらほどですか?
- A:「費用」の中にどのような費目が含まれるかは現地の医療機関によって異なりますが、米国の場合およそ15万ドル、フィリピンの場合では、胚移植の医療費と代理母への報酬、代理母の出生前ケアと分娩費用、親子関係の確立に関する法的支援や依頼者へのサポートサービス、および妊娠・出産の成功保証を含めたパッケージが9万ドル内外との情報を得ています。しかしこの金額は、渡航先の国や医療機関によっても変わってくるでしょう。具体的なご要望があれば詳細をリサーチしてお知らせいたします。
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Q:日本の健康保険は使えますか?
- A:治療を目的とした渡航においては、残念ながら日本の健康保険は適用されません。しかし、生命保険や医療保険に加入されていれば、契約内容により手術給付金や入院給付金が支払われますので、渡航前にご加入の保険会社に相談し、支払い対象となっていたら、事前に英文の保険金請求関連書類を入手して、それを現地に持参することをお勧めいたします。
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Q:手術の結果が望ましくなかった場合、貴会へ支払った費用は返金されますか?
- A:当会は患者さまがお受けになる医療行為の内容については関与する立場にありませんし、ましてや私どもが医療行為を行うものでもありません。
したがいまして、当会にお支払いいただいた費用は結果のいかんにかかわらず、ご返金はいたしかねます。 -
Q:事前検査をしてくれる国内の医療機関を紹介してもらえますか?
- A:患者さまが検査を実施してくれる国内医療機関にお心当たりがない場合には、ご紹介することも可能です。
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Q:帰国後に通院するための専門医を紹介してもらえますか?
- A:海外でお受けになった治療内容にもよりますが、日本で継続通院するための医療機関は調査の上でご紹介いたします。
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Q:現地で出された医療情報を日本の医師に提出するための翻訳はしてもらえますか?
- A:はい。もちろん責任をもって日本語に翻訳いたしますので、ご安心ください。
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Q:いままでの患者さんに体験談を聞くことが出来ますか?
- A:はい。もちろん可能です。心細い思いをしているであろう方々のために、自らの体験談を語ってくださる方がいらっしゃいますので、医師や医療機関は信頼に値したか、スタッフのケア体制はどうだったか、現在の体調はどうかなど、気になる事柄をすべてお尋ねください。
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Q:事前に海外の医療機関を視察したり、医師に会うことはできますか?
- A:医療機関や医師は、当会があっせんや仲介を行って決まるものではありません。ですが、患者さまが治療をお受けになることを希望する医療機関や医師がお決まりでしたら、時間と費用を要することをご理解いただくことにより、医療通訳の立場で視察や面談のために渡航するお手伝いはいたします。 ただしこの場合、出張に伴う経費および日当はご負担いただきます。